ABOUT JOSEPH ~第一章の終わりそして始まり LAST CHANCEのお知らせです~

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2017年春夏コレクションよりデビューしたJOSEPHですが、国内外のシングルモンクスリップオンの中でも代表的な存在とも言えるほど人気を集めたモデルではないでしょうか。

 

ここで大切なお知らせです。

ワールドフットウェアギャラリーで展開するJOSEPHは、第一章の終わりを迎えようとしています。WFG別注の現行JOSEPHは現在庫を持ちまして終了となります。(ブラックスエードに関しましては、7月一部追加サイズが入荷予定です。)

今後はORIENTAL他モデルと同様に仕様や価格帯も見直しとなり、リニューアルの方向となります。リニューアルの詳細は只今検討中の為発表できないのですが、昨年より連続した革代高騰の影響を受け、価格帯は税別の5万代になる予定です。

従って現行JOSEPH ブラックスエード/ダイナイトソール、ダークブラウンスエード/ダイナイトソール 価格45,100円税込は在庫限りとなります旨、お知らせ申し上げます。

 Webショップはこちらから

そして先ずは2017年のデビュー後から数多くの方々にご愛用頂きましたことを、スタッフ一同心より感謝をお伝え申し上げます。

デビュー直後の2017年モデルはレザーソール仕様、ブラックスムースレザーとスエードダークブラウン、スエードブラックの3型でした。ワールドフットウェアギャラリーでは以前よりインポートのブランドを含め、シングルモンクも推奨してまいりましたが、ダブルモンクの支持率を超えられずにいた時期が長かったように思います。ところが、このJOSEPHのデビューは機が熟したと言えるタイミングで、人気爆発の経緯を辿ることになります。丁度2018年ころより、大手セレクトショップなどでもシングルモンクストラップ推しの展開が進み、市場ではシングルモンクシューズが注目されるようになりました。

 

ORIENTALのJOSEPHシングルモンクスリップオン

 

歴史を遡るとモンクストラップの原型は15世紀頃、当時の修道士が履いていた太めストラップのサンダルであると言われています。17世紀から18世紀に入ると、ヨーロッパの貴族文化も華やかさを増し、ストラップ付の靴は宮廷装束として高位な方々の足元に愛用されていきます。そして1930年代、ようやくタウンシューズとしてシングルモンクストラップの革靴が世に登場します。シンプルなプレーントウのシングルモンクでVフロントのスタイルです。1930年代はメンズファッションの全盛期でもあります。

 

様々な時代と共にメンズスタイルが確立され、シングルモンクストラップのカテゴリーから、シングルモンクスリッポンが誕生いたします。

シングルモンクスリップオンの代表格で最も有名な靴は何と言っても、Church’sのWestburyです。数世紀にもわたる歴史と背景を持つ世界的ブランドのChurch’sは、「伝統と革新」をたたえるブランド精神を忠実に守り続け、数々の名作を世に発表してきました。その中でもWestburyは1970年に誕生した、比較的新しいモデルです。

 

スリップオン同様に着脱容易な靴として、ストラップを外さなくても脱ぎ履きしやすい為に履き口を大きくとってあることも特徴です。

 

 

 

一方1970年イギリスのメンズファッションと言えば、若者の間でパンクファッションが流行しました。当時不況であったイギリス社会など背景に、アナーキーで反社会的な要素を感じられる服が熱狂的に人気を得ていきました。足元はと言えば、本来イギリスの紳士靴は本格靴のレザーソールが支持され、ラバーソールは軍靴や労働者用であり、ファッションではなく実用的なアイテムとして捉えられていたのです。しかし、当時若者はワードロープとしてラバーソールの靴を選び、チェルシーブーツなど様々なゴム底の靴を自らのファッションに溶け込ませていきました。

オーセンティックでドレススタイルを好むイギリス人において、ラバーソールの靴は最初斬新な印象でしたが、時を超え次第に若者に限らず世の中に浸透し現在に至ります。

 

そんな時代背景に誕生したChurch’sのWestburyです。スリップオンの要素が強く、特にスエード仕様のモデルはカジュアル寄りの装いにマッチする仕上がりではないでしょうか。

 

さてJOSEPHの特徴ですが、ORIENTALのラストの中でもGINZAという元々スリップオン用に開発された木型を採用しています。その為、シングルモンクスリップオンとして脱ぎ履きしやすい広めの履き口でも、甲の抑えが効いています。他スリップオンと同様にバックルを外さなくても楽に履くことができ、また試着後のシルエットも甲が低めの設計なので横から見たラインも美しく際立ちます。また重要な要素としてヒールカップが丸く小ぶりであることも好評です。外国人と日本人の特徴の違いの一つに踵の形状が挙げられます。インポートの革靴ですと、踵のヒールカップが広く緩くて残念な経験をされた方も少なくないかと思います。

現行JOSEPHはWFG別注モデルでソールはダイナイトソールです。着脱容易な機能性と、ラバーソールで全天候型である安心感はここ近年の環境の変化に充分対応できお客様に支持されるファクターの1つでもあります。

 

日常のスタイルも、時代の変遷と共に社会で生きる一人ひとりのライフスタイルや価値観が装いを選択し、ファッションを創り上げていきます。

近年、感染症よる生活様式の変化を4年前に想像していた人はどれほどいらしたでしょうか。時と共に変化していくもの、また普遍的なもの両方の要素を織り成しながら、この先の未来も安心して快適な暮らしが継続していけるようにしたいものです。

 

このシングルモンクスリッポンであるJOSEPHが、今後も皆様のライフスタイルに不可欠な靴となるか否か。

新たな幕開けが近づいています。

 

現行JOSEPHはワールドフットウェアギャラリー神宮前本店、銀座店、弊社オンラインサイトにて取り扱っております。

 

ワールドフットウェアギャラリー スタッフ一同

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